受験生必見!年間・1日の勉強スケジュールの立て方にはコツがある

志望する大学が決まると、どのように受験勉強に取り組めばよいかが気になります。また、すでに受験勉強を始めているけれど、「自分で考えた勉強のスケジュールは本当に正しいのか」と不安に感じることもあるでしょう。受験勉強ができる期間は限られています。この記事では、大学受験の勉強スケジュールの立て方について詳しく紹介します。志望校合格に向けて改善する余地がないか見直したい方は、ぜひ活用してみましょう。

勉強スケジュールを立てるときに必要な4つのこと

受験生として大学受験に取り組むには、無計画ではなかなかうまくいきません。しっかりと自分の学力などを理解したうえで、勉強スケジュールを立てて勉強するようにしましょう。勉強のスケジュールを立てる際には、自分の学力や志望校合格のために必要な勉強時間など、事前に確認しておくべきことがあります。

受験勉強のスケジュールは、思いつきやこうあるべきといった理想などで決めてしまうのは厳禁です。やみくもにスケジュールを立てて毎回計画倒れになってしまうのでは時間がいくらあっても足りません。スケジュールを立てる前に確認しておくべきポイントとして次のような点を確認してみましょう。

  1. 大学受験の志望校を決める
  2. 自分の今の学力(偏差値)を知る
  3. 苦手科目や得意科目を確認する
  4. 必要な勉強時間を計算する

大学受験の志望校を決める

大学受験のためには、まず志望校が定まっていないと受験科目ややらなければいけない勉強法も決まりません。同じ教科でも「記述式なのか」「選択式なのか」によっても対策の仕方が異なります。もし志望校合格に向けて改善する余地があれば、積極的に見直していきましょう。

自分の今の学力(偏差値)を知る

志望校が決まったら自分の今の学力を正しく把握します。予備校などの全国模試を受けると、いまの自分の実力が偏差値から確認可能です。合格するために必要な偏差値と現在の自分の状況を比較すれば、何をどのくらい学習すればよいかが具体的にわかります。

苦手科目や得意科目を確認する

偏差値をひとつの基準にして、自分の苦手科目や得意科目を分析してみましょう。志望校の受験に必要な受験科目と照らし合わせて、いまの自分に何が足りないのかを分析します。さらに、1つの科目の中でも、例えば「英語の文法が苦手」「国語の古文が得意」など、科目ごとに分析することで勉強法も異なってきます。

必要な勉強時間を計算する

取り組むべき箇所がおおよそわかったら、必要な勉強時間を計算してみましょう。

下記のコラムも参照にしてみてください。
偏差値を5上げる!今日からできる大学受験の勉強法
受験勉強のやり方は?高校生のための科目別おすすめテクニック 

次の項目からは、勉強のスケジュールの立て方をポイント別に整理してご紹介していきます。

コツ1:大まかなスケジュールと細かなスケジュールを立てる

受験勉強のスケジュールは、年間スケジュール、月間スケジュール、週間スケジュール、1日のスケジュールという具合に、大まかスケジュールと細かなスケジュールを分ける立て方が基本です。年間スケジュールのように期間が長くなるほど大まかに、1日のスケジュールのように期間が短いほど細かなスケジュールを立てていきます。

大まかな勉強スケジュールの例

大まかな勉強スケジュールの例を紹介します。大まかに考える場合は、「基礎固めをいつまで」「応用力や実践力をつけるのはいつまで」といった目標をイメージするのがおすすめです。

  • ●高校3年生の4月~7月までに英語の文法の基礎はクリアする。8月~12月は長文読解にとりかかる
  • ●高校2年生の8月と9月は生物の教科書の基礎をすべて暗記する
  • ●高校2年生~3年生の夏休みまでは単語帳や青チャートなどで反復学習を行い、秋以降は過去問で論述力、応用力を鍛える
  • ●高校3年生の12月以降は今までの復習に重点を置き、苦手科目は毎日触れる

細かな勉強スケジュールの例

細かな勉強スケジュールの例としては次のような立て方です。1日の過ごし方を見直して時間を区切ります。集中して勉強する時間をどうやって確保するか考えてタイムスケジュールを立てていきます。

  • ●平日の帰宅後は、17~20時まで自習時間(3時間)。20~21時は夕食と入浴、休憩時間。21~23時は自習時間(2時間)
  • ●基礎学習のために英語のこの章からこの章までを1か月で復習を3回繰り返す
  • ●1週間の日本史の勉強スケジュールは参考書30ページ分の復習にあてる。1日あたりの勉強時間をそれに基づいて割り振る
  • ●朝の30分で化学の問題集を3問終わらせる

期間別にスケジュールを立てる理由

「この時期までに、ここを勉強する」という具合に単元ごとやジャンルごとに大まかな勉強スケジュールを先に決めることで、それを達成するために必要な1か月、1週間、1日の細かな勉強スケジュールが決まってきます。最初から1日のスケジュールを細かく決めてしまうと、「単に日々努力をするだけ」といった勉強の仕方になってしまいがちです。そのため、志望校合格に向けて効率的かつバランスよく勉強時間を配分するためには、期間別にスケジュールを立てることが重要になります。

コツ2:実行可能で現実的な勉強スケジュールを立てる

勉強スケジュールを立てる際に失敗しがちなのが、自分でもとても実行できないようなスケジュールを立ててしまうことです。次のような点に注意すると良いでしょう。

自分が取り組める1日の勉強時間を知る

1日は24時間なので「1日30時間勉強する!」というスケジュールを組んでも実現できません。学校へ行く時間、食事や通学時間、睡眠時間など、生活するうえで必要な時間まで削って学習時間に割り当てるのは厳禁です。まず、生活に必要な時間を除いてから1日にどのくらい勉強できるかを計算しましょう。気合いや希望的観測で1日の勉強時間を決めないようにしましょう。

必ず休憩時間や休日を入れる

大学受験のための勉強は、数か月から1年、2年と長期戦になります。スケジュールを立てる際に忘れがちなのが、予定をぎっしり入れ過ぎて休み時間を設定し忘れてしまうことです。計画を立てる時点ではできると思っていても、受験は長期戦であり、詰め込み過ぎて体調を崩しては元も子もありません。また、集中力やモチベーションを維持するためには、気持ちを適度にリフレッシュさせることが大切です。勉強の効率を上げるためにも、適切な休憩時間や外したくないイベントといった勉強を休むための予定も必ずスケジュールに盛り込みしましょう。

夏休み・冬休みなど短期集中型で勉強できる時期を有効に使う

夏休み・冬休みは、普段はできないまとまった勉強時間を確保できる時期です。自分の学力の底上げを図るための基礎固めをしたり、苦手科目の克服をしたりする絶好の機会として有効活用できます。ただし夏期/冬期講習や補講を受けているから大丈夫と油断してはいけません。これらは、自分で勉強している以外の情報や視点を取り入れるのに有効ですが、自分が底上げしなければならない知識は他人と同じではありません。

そこで、他の時期と同じようにスケジュールを立てるのではなく、「3日で有機化学をマスターする」などひとつひとつの学習領域を集中的に取り組みましょう。また、休み前までのスケジュールが予定通りに進まなかった場合も、その分を巻き返すための予備の期間としても活用できます。

睡眠時間や生活リズムを考慮する

「いま自分に足りないここを克服するために必ずやるぞ!」というように、やる気があって前向きな気持ちは大切ですが、途中で続かなくなってしまっては意味がありません。休みを取らずに勉強し続けることが必ずしも志望校合格につながるとは限りません。自分で実行可能な現実的で無理のない勉強スケジュールを立てるようにしましょう。

コツ3:勉強のスケジュール表を作成する

勉強のスケジュールは頭の中だけで考えるのではなく、計画表にすることが大切です。全体のスケジュールや達成度合いのチェックもできて、結果的に勉強効率アップにつながりやすくなります。これまで説明してきたような勉強のスケジュールの立て方に関するポイントを押さえて、科目別にスケジュール表に落とし込んでみると良いでしょう。先に紹介したようにいきなり1日のスケジュール表を作成するのではなく、大まかな計画から立てるようにしてください。手順としては次のような流れになります。

  1. 年間のスケジュール表を作成する
  2. 月間のスケジュール表を作成する
  3. 週間のスケジュール表を作成する
  4. 1日のスケジュール表を作成する

年間と月間のスケジュールは、参考書や勉強する範囲、単元ごとに計画を入れてみると良いでしょう。また、受験科目間の学習バランスが崩れてしまわないように、得意科目や苦手科目ばかりに学習配分が偏っていないかを確認します。週間スケジュールは、月間スケジュールを達成するために週別の予定を細かく落とし込みます。「月曜日の17~18時は英語文法」「月曜日の18~20時は生物の教科書○章~○章」という具合に曜日でやることを固定すると、1日のスケジュールが立てやすくなります。

コツ4:スケジュールが変わったら柔軟に軌道修正をする

「勉強スケジュールを一度立てたら何が何でも実行しなければならない」ということではありません。計画通りに勉強していくことと関連しますが、「苦手科目を克服するためのスケジュールを立てているだけで勉強時間がかかってしまった」ということはよくあります。また、体調不良や家族の行事などで思うようには勉強時間がとれないこともあるでしょう。

スケジュール通りに進まなかったときは、その分をカバーするようなスケジュールの立て直しをすれば大丈夫です。あらかじめ勉強を休む予備時間や休日をもうけておくことや、勉強スケジュールを立て直しやすいようにパソコンなどでスケジュール表を作っておくと計画を見直す際もそれほど時間はかかりません。
スケジュールを立てた受験勉強に慣れるまでは最低でも1週間に1回スケジュール表を見直して、翌週のスケジュール表作成に活かしましょう。ペースがつかめてからは、1か月に1回程度の見直しをするのが理想的です。スケジュール表の見直しは、自分が達成したことや受験勉強の進行具合も確認できておすすめです。

【年間編】受験勉強スケジュールの立て方の例

受験勉強の年間スケジュールを立てるときの例を学年や時期別にご紹介します。ポイントは、受験まで教科ごとにどのようなステップを踏んでいくのかという大まかな予定を入れていくことです。「苦手科目は早めに基礎固めをして、他の教科に追いつけるようにする」「得意科目を先に強化して、後半で勉強する科目数を抑える」などいろいろな考え方があります。

高校2年生の年間の勉強スケジュール例

高校2年生は、文理選択や進路希望調査などがあり、志望校を決め始める時期です。部活動や学校行事などでも活躍し始める人もいることでしょう。勉強する科目も定まりつつあるこの時期は、基礎固めを意識した勉強の年間スケジュールを立てるのがおすすめです。習った部分については基礎的な内容を理解しているというところまで知識を高めていけるとよいでしょう。

また、履修が完了している科目や分野だけをピックアップして、志望校の過去問を解いてみるのもおすすめです。受験勉強そのものにはまだ余裕があるので、自分の苦手分野や受験までに学習すべきことの準備がしやすくなります。

勉強スケジュール例

  • ●4~7月:志望学部や進路を決める時期。各科目の基礎固めのため授業の復習を繰り返す
  • ●8月:夏休み。基礎固め、または苦手科目の克服のため、各科目の教科書を復習する
  • ●9~12月:文理選択の時期。志望校に必要な科目の学力分析と各教科の基礎固めをする
  • ●1~3月:志望校に見合う学力が身についているか確認。履修済みの科目や分野で志望校の過去問を解いてみる。足りない学力向上の勉強スケジュールを立てる

高校3年生の年間の勉強スケジュール例

高校3年生は、部活動引退後に受験モードに切り替えて本格的に受験をスタートさせる時期です。志望校や入試スケジュールなど具体的な目標を定めて、合格を目指したスケジュールを組んでいきましょう。志望校を決めて春から本格的に受験勉強に取り組む時期ですが、はじめのうちは全国模試の結果などに左右されずに、見定めた第1志望校は据え置いたまま、勉強を進めながら合格圏内の受験校を増やしていくのが良いでしょう。

勉強スケジュール例

  • ●4~7月:全国模試の結果などを判断材料に志望校の候補を挙げる。基礎固めの勉強と、自分の学力レベルから不足している学力を分析した勉強スケジュールを立てる
  • ●8月:夏休み。志望校の過去問を解く、苦手科目克服など、短期集中型の勉強に取り組む
  • ●9~12月:志望校の試験要項に合わせて、各科目をはじめ、小論文、面接など入試向けの対策にも取り組む
  • ●1~3月:入試期間。自分の実力を最大限発揮するための時期。復習を中心に体調管理に努める

【1日編】受験勉強スケジュールの立て方のポイント

受験勉強の1日ごとのスケジュールを立てるときの例をご紹介します。ポイントは1日にやることを具体的に決めることです。曜日・時間などで勉強する科目を固定すると効率的にスケジュール管理が可能になります。また、曜日によって確保できる勉強時間が異なるケースが多いため、月曜日から日曜日までの最低1週間分はスケジュールを立ててみるのがおすすめです。

平日の勉強スケジュール例

平日は、学校の授業や部活動があります。それ以外の時間を勉強時間に割くため、計画的に学習する必要があります。まずは、勉強以外の必要な時間を入れて、空いた時間に勉強のスケジュールを入れると良いでしょう。計画倒れを防ぐためあまり予定を詰め込み過ぎないことも大切です。1日の過ごし方として、朝は計算問題や音読など脳を目覚めさせるような勉強を、夜には暗記系の勉強をするのがおすすめです。また、登下校の時間帯は英単語や公式の暗記など反復学習に活用できますが、リフレッシュ時間にあててメリハリをつけて学習を進めても構いません。

  • ●5時30分~7時:起床:自宅学習
    (月曜:数学青チャートを10問解く、火曜:英語の音読など)
  • ●7時:朝食、登校準備
  • ●8時:登校、授業の準備
    (移動しながら暗記ができているかを確認)
  • ●8時30分~16時:授業
  • ●17時:帰宅
  • ●17時30分~19時:自宅学習
    (月曜:英語文法参考書P20~25、火曜:生物教科書「呼吸の過程」復習など)
  • ●19時~20時30時:夕食、入浴、休憩時間
  • ●20時30分~22時30分:自宅学習
    (月曜:世界史教科書P86~80の復習、火曜:生物教科書「DNAの複製」復習など)
  • ●22時30分:就寝

休日の勉強スケジュール例

休日など学校が休みの日は学校の授業はありませんが、生活リズムを崩さないように起床時間、就寝時間を変えないように努めることがポイントです。また、勉強スケジュールは1週間の計画の遅れを取り戻すための時間を数時間予定しておくのがおすすめ。遅れの挽回に役立つだけでなく、自信のない場所の復習や体調管理、プラスアルファの勉強時間にあてることができます。なお、受験が近づいてきたら、過去問を実際の入試と同じ試験時間で解けるようなスケジュールを立てるのも有効です。

  • ●5時30分~7時:起床:自宅学習
  • ●7時:起床、朝食
  • ●8時:リフレッシュタイム
    (ストレッチ、散歩、趣味の時間など)
  • ●8時30分~12時:自宅学習
    (英語・単語暗記100個、英語リスニングなど)
  • ●12時~13時:昼食、休憩
  • ●13時~19時:自宅学習
    (世界史「アジア・アメリカの古代文明(1)(2)」復習、数学「三角関数」問題集など)
  • ●19時~20時30時:夕食、入浴、休憩時間
  • ●20時30分~22時30分:自宅学習
    (月曜:世界史教科書P86~80の復習、火曜:生物教科書「DNAの複製」復習など)
  • ●22時30分時:就寝

自分に合った勉強スケジュールを立てて志望校合格を目指そう!

志望校合格に向けて勉強するには、タイムスケジュールを立てて勉強時間をしっかり確保することが大切です。やみくもにたくさん勉強するのではなく、年間計画、月間計画といった大まかな勉強スケジュールを立てたうえで実行可能な1日の過ごし方を検討していきます。長期的にこの分野の偏差値をいくつ上げるなど、具体的に自己分析ができていれば、抜けもれなく効果的に学習できるようになります。記事内で紹介した年間、月間、1日のスケジュールの立て方を参考に、改善できる余地があればぜひ見直してみましょう。


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