日本語学校は学校の数が多く、違いが分からず手が止まっている人は多いのではないでしょうか。
学費はどれくらいかかるのかや初心者でも授業についていけるのか、進学や仕事につながるのかなど、不安が次々に浮かびます。
口コミやランキングを見ても、自分に合うかどうかまでは判断しにくいのが正直なところです。
この記事では日本語学校を選ぶ際に確認しておきたいポイントを一つずつ整理し、比較しやすい形でまとめています。条件を整理しながら検討したい人に向けた内容です。
日本語学校の選び方【失敗しないポイント】
日本語学校の選び方は、これからの進学や仕事・日本での暮らしに深く関わってきます。
雰囲気や評判だけで決めてしまうと、入学後に後悔したり勉強が思うようにできなかったりする可能性があるため注意が必要です。
自分に合う条件を整理しておくことで、納得のいく選択につながるため失敗しないポイントをお伝えします。
学習目的(進学・就職・生活日本語)で選ぶ
学習目的は、日本語学校選びで最初に考えたいポイントです。例えば大学や専門学校への進学を目指す場合、進学実績や試験対策の授業が整っているかが重要になります。
もし就職を考える場合は、敬語やビジネス表現・履歴書指導など実践的な内容が含まれているかを確認したいところです。
日常会話を身につけたい場合は、会話量が多く、生活に近い表現を扱う学校がおすすめです。目的と授業内容が一致しているかが、授業の満足度を左右します。
学費・入学金・教材費で選ぶ
学費を比較する際は、授業料だけでなく入学金や教材費も含めて考える事が大切です。月々の負担は軽く見えても、入学時にまとまった費用がかかるケースもあります。
追加費用の有無や支払いスケジュールを事前に確認しておくと、金銭面での不安を減らせます。
長期間通う予定なら、途中退学時の返金条件も把握しておくと安心です。費用の説明が丁寧な学校は、全体の運営も分かりやすい傾向にあります。
ビザサポートの有無で選ぶ
留学ビザが必要な場合、日本語学校のサポート体制は大きな判断材料になります。
書類の準備方法や提出期限について、具体的に案内してくれる学校だと手続きが進みやすいです。
更新時の相談や、状況に応じたアドバイスが受けられるかも確認したい点です。慣れない手続きが重なると、学習以外の負担が増えてしまうことも。サポートが整っている環境は、落ち着いて日本語学習に向き合いやすくなります。
学校の立地・通学環境で選ぶ
学校の立地は、毎日の通学や生活のしやすさに影響しやすいです。通学時間が長くなると、授業以外の時間に余裕がなくなりやすくなります。
最寄り駅からの距離や、周辺にスーパーや飲食店があるかも確認しておくと安心です。落ち着いた環境で勉強したい方もいれば、便利さを重視したい方もいます。自分の生活スタイルに合った場所を選ぶことで、無理なく通学することが可能です。
日本語学校に通うメリット・デメリット
日本語学校に通うかどうかを考えるとき日本語学校おすすめと検索すると、学校名や情報が多く並びます。
しかし、実際の学び方や自分との相性までは分かりにくく、選び方で迷う方は少なくありません。それぞれの特徴を整理しておくと、自分に合う方法を落ち着いて選びやすくなります。
日本語学校に通うメリット
- 体系的なカリキュラムで学べる
- 講師から直接フィードバックが受けられる
- 学習ペースを保ちやすい
- 日本語を使う環境に身を置ける
- 進学や就職の相談ができる
日本語学校では、読む・書く・聞く・話すをバランスよく学べるよう授業が組まれています。分からない点をその場で質問できるため、理解のズレを残しにくいのも特徴です。
決まった時間に通うことで学習習慣が身につき、日本語を使う機会も自然に増えます。進路について相談できる環境がある点も、大きな安心材料といえるでしょう。
日本語学校に通うデメリット
- 学費や交通費の負担がかかる
- 学習スケジュールの自由度が低い
- 通学に時間が必要になる
日本語学校に通う場合、授業料だけでなく通学や生活に関わる出費も重要な項目です。
通学に公共交通機関を利用する距離だと交通費がかかり、授業料以外の金銭的負担も増加します。
また授業時間はあらかじめ決まっているため、その時間を基準に一日の予定を組み立てる形になります。
自分のペースで学習を進めたい人にとっては、自由度が低く感じられるでしょう。さらに通学時間が長いと移動だけで体力を使い、学習以外の時間に余裕がなくなることもあります。
独学やオンライン学習との比較
| 項目 | 独学 | オンライン学習 | 日本語学校 |
|---|---|---|---|
| 学習内容・カリキュラム | 教材選びから学習順まで自分で決める必要がある | 用意された講座内容に沿って学習する形式 | 初級〜上級まで段階ごとに授業内容が決まっている |
| 講師の指導・サポート体制 | サポート無し | チャットや短時間の面談対応が中心 | 授業中に直接質問でき、学習相談もしやすい |
| 学習の自由度 | 好きな時間に進められる | 時間調整しやすい | 授業時間と出席管理がある |
| 通いやすさ | 自宅で完結 | 自宅で完結 | 通学が必要になる |
| 費用・料金 | 月数千円〜1万円程度(教材費のみの場合が多い) | 月1万円〜3万円前後 | 年間70万〜100万円前後 |
| 進学・就職サポートの有無 | なし | 限定的 | 進学・就職・生活支援あり |
独学は費用を抑えられ、時間の自由度が高い点が魅力。ただし、学習の質が安定しにくいのがデメリットです。教材や学習順を間違えると文法や表現を誤って覚えたまま進んでしまい、自分では気づきにくく間違った日本語を習得してしまう可能性があります。
オンライン学習は講師に質問できる点で独学より安心ですが、決まったカリキュラムが自分の目的と合わないと続けるのは難しいでしょう。
日本語学校は費用や通学の負担はありますが、学習内容と進度が管理され一定の学習レベルを保ちやすい環境が整っています。
日本語学校で学べる内容とカリキュラムの特徴
日本語学校でどのような内容を学べるのかは、入学前に気になるポイントです。日本語学校のおすすめを探していると、会話中心なのか・試験対策まで学べるのか迷うこともあります。ここからは、授業内容やカリキュラムの特徴を具体的に見ていきましょう。
日本語の基礎(読む・書く・聞く・話す)
日本語学校では、読む・書く・聞く・話すの四技能をバランスよく学べるのがポイントです。
ひらがなやカタカナ・基本的な漢字から始まり、文章読解や作文へと進んでいきます。聞く力と話す力も同時に鍛えるため、授業中は日本語を使う場面が多い事が特徴です。
基礎を丁寧に積み上げることで、応用学習への土台が安定しやすくなります。
会話・コミュニケーション重視の授業
会話を重視した授業では、実際の生活場面を想定した練習が多く取り入れられていることが特徴です。
買い物や病院・職場でのやり取りなど、身近なテーマを使うことで理解が深まります。文法だけで終わらずに表情や言い回しにも触れるため、日本語らしい自然な会話の習得が身に付きやすいです。他のクラスメイトとのやり取りを通じて、実践的な表現を習得できます。
JLPT対策・進学対策・就職対策
日本語学校ではJLPT対策や進学、就職を見据えた授業も用意。試験対策では、出題傾向を意識した問題演習や語彙強化が主に行われます。
進学希望者向けには小論文や面接練習、就職希望者向けにはビジネス日本語や履歴書指導がを選択することも可能です。目的に応じた対策があることで、次のステップを具体的に描きやすくなります。
外国人におすすめ!人気の日本語学校3選
ある程度日本語学校が絞れてきている方の中には、「有名だけど授業の質はどうだろう」「費用が気になる」と不安に感じる方もいることでしょう。初めての日本語学校で、選び方で迷いが生じることは無理もありません。
ここからは、外国人におすすめの人気の日本語学校を紹介します。基礎から上級者レベルまで学べる日本語学校はもちろんのこと、全国展開している日本語学校もピックアップしてみました。
さらに、エリアや入会金、料金、学習目的など表で細かく解説。それぞれの日本語学校ごとに表を比較することで、自分に合った学校や学び方などが把握しやすくなります。通っている生徒層についても紹介するので、気になる日本語学校があればチェックしてみてください。
ヒューマンアカデミー日本語学校

| 運営会社 | ヒューマンアカデミー株式会社 |
| 住所(会社の) | 東京都新宿区西新宿7丁目5番25号 西新宿プライムスクエア1階 |
| エリア | 東京・大阪・神戸・福岡・横浜・名古屋ほか |
| 対象レベル | 初級〜上級 |
| 学習目的 | 進学・就職・日常会話 |
| 学費・料金 | 初年度907,500円~ |
| 入学金・その他費用 | 入学金・教材費は初年度学費に含まれる |
| サポート体制 | 進学指導・就職支援・生活サポート |
| ビザサポートの有無 | あり |
ヒューマンアカデミー日本語学校は、30年以上の教育実績を誇る大規模校です。日本国内では東京・大阪・神戸など主要都市に校舎があり、多国籍の生徒が集まっています。
基礎〜上級までレベル別のコースがあり、大学進学や就職の相談にも対応。日常生活や文化理解を深めるクラスも用意され、学習と実践をバランスよく進められる点が魅力です。東京校は駅近の便利な立地で、通学だけでなく生活面のサポートも受けやすい環境です。
東進ランゲージスクール

| 運営会社 | 東進ランゲージスクール |
| 住所(会社の) | 東京都新宿区高田馬場3-28-1 |
| エリア | 東京 |
| 対象レベル | 初級〜上級 |
| 学習目的 | 観光VISA取得・基礎日本語・日本の大学受験 |
| 学費・料金 | 780,000円 |
| 入学金・その他費用 | 入学金50,000円/選考費30,000円 |
| サポート体制 | 学習相談・生活面の相談対応 |
| ビザサポートの有無 | 有 |
東進ランゲージスクールは、基礎力をしっかりつけたい方向けの学校です。日常会話の定着や基礎的な文法・語彙の学習に力を入れており、日本語を初めて学ぶ方や久しぶりに勉強を再開する方に向いています。
規模やサポート内容は他の大規模校ほど幅広くはありませんが、基礎学習を丁寧に進めたい人が安心して通える環境です。
日本の大学への進学希望の方は、入学直後より専任講師による個別指導が受けられるのもポイント。目標大学に向けて出願準備や面接指導までサポートがあるので、卒業後の進路に迷ってしまうリスクも減らせるという点もメリットです。
ISIランゲージスクール

| 運営会社 | ISI教育学院 |
| 住所(会社の) | 東京都新宿区 |
| エリア | 新宿本校/新宿プライム校/池袋校/高田馬場/高田馬場キャリア校/渋谷原宿校/大阪校/京都校 |
| 対象レベル | 初級〜上級 |
| 学習目的 | 進学・就職・日常会話・資格・ビジネス |
| 学費・料金 | 770,000円 |
| 入学金・その他費用 | 入学金77,000円/施設運営管理料80,000円~/教材費44,000円/検定料33,000円 |
| サポート体制 | 進学支援・就職支援・生活サポート |
| ビザサポートの有無 | あり |
ISIランゲージスクールは、東京・大阪・京都など複数都市にキャンパスを持つ最大級のネットワークを持つ日本語学校です。
世界約110以上の国と地域から学生が集まり、多文化環境で学べるのが大きな特徴。学習は目的別のコースが充実し、日常会話から進学・就職対策まで幅広く対応するカリキュラムが設けられています。
教室外の文化交流イベントや課外活動もあり、言語だけでなく実際の生活場面でのコミュニケーション力を伸ばしやすい環境です。学習中のサポート体制も手厚く、日本での生活や進路相談にも対応しています。
東京の日本語学校の学費相場
東京の日本語学校に通う場合、どれくらいの費用がかかるのかは事前に把握しておきたいポイントです。
日本語学校を探していると学費の幅が広く、違いが分かりにくいと感じる方もいることでしょう。ここでは東京エリアでよく見られる年間学費の目安と、費用負担を抑えるための支援制度を整理します。
日本語学校の年間学費の目安
東京の日本語学校では、1年間の学費はおおよそ70万円〜100万円前後が目安です。
この金額には授業料と入学金が含まれるケースが多く、学校やコースによって差があります。別途教材費や施設費・保険料などが必要になる場合もあり、初年度は想定より出費が増えることも頭に入れましょう。
また進学対策や長期コースを選ぶと、費用が高くなる事も。学費を見るときは、年間総額で確認しておくと安心です。
奨学金・学費サポート制度もチェック
- JASSO学習奨励費(学校推薦型)
- 学校独自の成績優秀者向け支援
- 皆勤や出席率を評価する制度
学費の負担を少しでも抑えたい場合は、奨学金や学校の支援制度も確認しておきたいところです。
代表的な制度としてJASSOの学習奨励費があり、日本語学校に在籍する留学生も対象になります。この奨学金は多くの場合入学後に学校から案内され、校内選考を経て推薦される仕組みです。
人数や成績・出席状況などの条件があり、全員が受けられるわけではありません。ほかにも、成績優秀者や皆勤者を対象にした学校独自の支援が用意されている場合があります。入学前に制度の有無を確認しておくと、学費計画を立てやすいです。
日本語学校に関するよくある質問
日本語学校について調べていると、学費や入学条件・学習レベルなど細かな疑問が次々に出てきます。
日本語学校のおすすめを比較する前に、よくある質問を整理しておくと判断しやすいです。ここでは、検討段階で多くの人が気にするポイントを中心にまとめました。
日本語学校は初心者でも通えますか?
多くの日本語学校では、日本語をほとんど話せない初心者向けのクラスが用意されています。ひらがなやカタカナの読み書きから始める授業が多く、段階的に学べる構成です。
入学前に簡単なレベルチェックを行い、自分に合ったクラスに振り分けられるケースが一般的です。日本語学習が初めてでも、無理なくスタートしやすい環境が整っています。
日本語学校に通いながらアルバイトはできますか?
留学ビザで日本語学校に通う場合、資格外活動許可を取得すればアルバイトが可能です。
原則として、週28時間以内という制限があります。学校によっては、アルバイト探しの注意点や日本の働き方について案内することもあります。
学業との両立が前提になるため、授業への出席率や学習時間の確保が重要です。
日本語学校を卒業するとどんな進路がありますか?
日本語学校卒業後の進路は、人によってさまざまです。大学や専門学校への進学を目指す人もいれば、日本での就職を考える人もいます。
一定の日本語力を身につけたうえで帰国し母国で日本語を活かした就職をする方も多いです。
進学や就職を希望する場合は在学中から情報収集や準備を進めることが多く、学校の進路サポートが役立ちます。
まとめ
日本語学校を探していると、情報が多くて何から決めれば良いのか分からなくなる方もいることでしょう。
学費や立地も気になりますが、まずは自分が日本語を学んで何をしたいのかを考えることが大切です。進学や就職を目指すのか、日常会話を身につけたいのかで合う学校は変わります。
東京の日本語学校は選択肢が多いため、それぞれのカリキュラムやサポート体制、学費など比較しながら選ぶのがポイントです。条件を一つずつ整理しながら、自分の生活やペースに無理のない学校を選び、日本語をマスターしましょう。
