MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政・学習院)は、首都圏の難関私立大学群として多くの受験生から人気を集めています。学習院大学を含めたGMARCH(ジーマーチ)と呼ばれることもあります。
しかし、「どの大学が上なのか」「偏差値や就職実績に違いはあるのか」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
本記事では、MARCHの大学ランキングを偏差値・学部別の難易度・特徴といった観点からわかりやすく解説します。それぞれの大学の強みや違いを整理することで、自分に合った志望校選びの参考になる内容をまとめています。受験対策の第一歩として、ぜひチェックしてみてください。
MARCHとは?
MARCH(マーチ)とは、首都圏の私立大学群を指す通称で、難関私大の一つの括りとして非常に知名度が高くなっています。具体的には、明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学の頭文字を取ったもので、現在ではこれに学習院大学を加えて語られるケースも一般的です。
いずれも知名度・就職実績・学力水準のバランスが良く、「GMARCH」として上位私大群に分類されることもあります。受験においては、早慶上智に次ぐレベル帯として多くの受験生の目標となる存在です。
また、学部や入試方式によって難易度は大きく異なるため、単純な偏差値だけでなく、自分の志望分野や得意科目との相性も重要になります。
MARCHの偏差値ランキング
| 順位 | 大学名 | 偏差値 |
| 1位 | 明治大学 | 60.0〜65.0 |
| 2位 | 立教大学 | 60.0〜64.0 |
| 3位 | 青山学院大学 | 58.0〜63.0 |
| 4位 | 中央大学 | 57.0〜62.0 |
| 5位 | 法政大学 | 55.0〜60.0 |
| 6位 | 学習院大学 | 55.0〜60.0 |
MARCHの中でもトップに位置するのは明治大学で、特に商学部や政治経済学部は高い人気と偏差値です。続く立教大学はブランド力とキャンパス環境の良さから志願者が多く、偏差値も安定して高水準です。
青山学院大学はおしゃれなイメージと国際系学部の人気が強く、学部によっては上位校と並ぶ難易度になります。一方で、中央大学は法学部が特に有名で、司法試験など資格志向の受験生に支持されています。
法政大学は学部数が多く受験機会が豊富で、近年は偏差値も上昇傾向にあります。最後に学習院大学は落ち着いた校風と少人数教育が特徴で、安定した人気を維持しています。
このように、MARCHは一括りにされがちですが、それぞれに強みや特徴があり、志望校選びでは偏差値だけでなく「学びたい分野」「校風」「立地」なども踏まえて比較検討することが重要です。
文系学部の偏差値ランキング
| 順位 | 大学名 | 学部 | 偏差値 |
| 1位 | 明治大学 | 政治経済学部 | 65.0 |
| 2位 | 立教大学 | 経営学部 | 64.0 |
| 3位 | 青山学院大学 | 国際政治経済学部 | 63.0 |
| 4位 | 中央大学 | 法学部 | 63.0 |
| 5位 | 明治大学 | 商学部 | 62.5 |
| 6位 | 立教大学 | 異文化コミュニケーション学部 | 62.0 |
| 7位 | 青山学院大学 | 文学部 | 61.0 |
| 8位 | 法政大学 | 経営学部 | 60.0 |
| 9位 | 中央大学 | 経済学部 | 59.0 |
| 10位 | 学習院大学 | 法学部 | 58.0 |
理系学部の偏差値ランキング
| 順位 | 大学名 | 学部 | 偏差値 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 明治大学 | 理工学部 | 62.5 |
| 2位 | 青山学院大学 | 理工学部 | 62.0 |
| 3位 | 立教大学 | 理学部 | 61.0 |
| 4位 | 中央大学 | 理工学部 | 60.0 |
| 5位 | 法政大学 | 理工学部 | 59.0 |
| 6位 | 明治大学 | 農学部 | 58.5 |
| 7位 | 青山学院大学 | 社会情報学部 | 58.0 |
| 8位 | 立教大学 | 理学部(物理・化学系) | 57.5 |
| 9位 | 中央大学 | 理工学部(情報工学系) | 57.0 |
| 10位 | 法政大学 | 生命科学部 | 56.0 |
MARCH各大学別の強み・特徴
MARCHに属する各大学は、それぞれ異なる強みや特色を持っており、志望校選びでは単なる偏差値比較だけでなく、学びの内容や就職実績、校風などを具体的に把握することが重要です。ここでは、各大学の評価されているポイントや特徴を詳しく解説します。
明治大学(M)|圧倒的な就職実績と「個」を強くする校風

明治大学は、MARCHの中でもトップクラスの就職実績を誇り、大手企業への就職者数が非常に多いことで知られています。特に商学部や政治経済学部は人気が高く、実務に直結したカリキュラムが組まれている点が特徴です。ゼミ活動も活発で、プレゼンテーションやディスカッションを通じて論理的思考力を養う機会が多く設けられています。
また、OB・OGのネットワークが強く、就職活動時に情報や支援を受けやすい点も魅力です。都心に複数のキャンパスを構え、アクセスが良いことも学生生活の利便性を高めています。
青山学院大学(A)|おしゃれな立地とブランド力No.1の華やかさ

青山学院大学は、渋谷・表参道エリアにキャンパスを構える立地の良さと、洗練されたブランドイメージで高い人気を誇ります。特に国際政治経済学部や文学部は志願者が多く、英語教育や留学制度が充実している点が評価されています。キ
リスト教に基づく教育方針のもと、少人数教育を取り入れた授業が行われており、学生一人ひとりに目が行き届きやすい環境です。
就職面では、マスコミやサービス業などへの進路が目立ち、企業からの認知度も高い傾向があります。華やかなイメージだけでなく、実践的な学びも得られる大学です。
立教大学(R)|自由な学風と国際色豊かなキャンパス

立教大学は、自由でリベラルな学風と国際性の高さが特徴の大学です。池袋キャンパスは歴史的建造物が並ぶ落ち着いた環境で、学習に集中しやすい点が魅力です。異文化コミュニケーション学部や経営学部などでは、英語で行われる授業や海外大学との連携プログラムが充実しており、グローバル志向の学生に適しています。
また、留学生の受け入れにも積極的で、多様な価値観に触れながら学ぶことができます。主体的な学びを重視したカリキュラムが多く、自ら考えて行動する力を養える点も評価されています。
中央大学(C)|法学部の伝統と資格試験への圧倒的な強さ

中央大学は、法学部の実績で全国的に高い評価を受けており、司法試験や公務員試験の合格者数が多いことで知られています。法律系の分野においては長い歴史と実績があり、専門的な教育体制が整っています。多摩キャンパスは広大で静かな環境にあり、勉強に集中しやすい点も特徴です。
さらに、資格取得を支援する講座やキャリアサポートが充実しており、将来の進路を見据えた学びが可能です。近年は都心回帰の動きも進み、利便性の面でも改善が図られています。
法政大学(H)|多様な学部と未来につながる学びの場

法政大学は、学部数の多さと学べる分野の幅広さが大きな特徴です。経済・経営・社会・デザインなど多様な領域をカバーしており、自分の興味や将来の目標に応じた選択が可能です。市ヶ谷キャンパスは都心に位置し、アクセスの良さに加えて施設の充実度も高い水準にあります。
授業では課題解決型学習やフィールドワークを取り入れるなど、実社会を意識した内容が多く、企業との連携プログラムも進められています。進路の選択肢を広げながら、実践的なスキルを身につけたい学生に適した環境です。
MARCHに合格するための受験戦略
MARCHレベルの大学に合格するためには、単に勉強時間を増やすだけでなく、計画性と戦略性を持った学習が欠かせません。特に、基礎力の完成度と入試方式の理解が合否を大きく左右します。ここでは、効率よく合格を目指すために重要な3つのポイントを解説します。
高校1年生の頃から学習計画をしっかりと立てる
MARCH合格を目指す場合、高校1年生の段階から中長期的な学習計画を立てておくことが重要です。英語や数学といった積み上げ型の科目は、短期間での成績向上が難しいため、早い段階から基礎を固めておく必要があります。具体的には、高1〜高2で基礎〜標準レベルを完成させ、高3では過去問演習や応用問題に取り組む流れが理想です。また、定期テスト対策を疎かにせず、学校の成績を安定させることも基礎力向上につながります。早期から計画的に学習を進めることで、受験直前に焦るリスクを減らすことができます。
基礎固めを徹底する
MARCHレベルの入試では、難問奇問よりも標準レベルの問題を確実に解けるかが重要になります。そのため、まずは教科書レベルの内容や基本問題集を繰り返し解き、解法を正確に理解することが不可欠です。特に英語では単語・文法、数学では公式の理解と基本問題の反復、国語では読解の型を身につけることが得点力に直結します。応用問題に早く手を出すよりも、基礎を徹底的に固めた方が結果的に得点は安定します。基礎が曖昧なまま演習量を増やしても成績は伸びにくいため、理解の質を重視した学習が求められます。
共通テスト入試も活用する
MARCHでは一般入試だけでなく、大学入学共通テストを利用した入試方式も多く採用されています。共通テスト利用入試は個別試験が不要な場合もあり、出願校数を増やす戦略として有効です。特に、共通テストで高得点を取れる受験生にとっては、合格のチャンスを広げる手段になります。ただし、大学や学部によって必要科目や配点が異なるため、事前に募集要項を確認することが重要です。また、共通テスト対策は基礎力の確認にもなるため、一般入試対策と並行して進めることで総合的な実力向上にもつながります。
MARCHに関するよくある質問
MARCHを志望する受験生からは、偏差値の違いや入試方式、合格の可能性に関する疑問が多く寄せられます。ここでは、特に多い質問についてわかりやすく解説します。
GMARCHになると偏差値ランキングは変わる?
GMARCHは、MARCHに学習院大学を加えた括りを指しますが、ランキングの大枠は大きく変わりません。一般的には明治・立教・青山学院が上位に位置し、その後に中央・法政・学習院が続く構図です。ただし、学部ごとに見ると順位は変動し、例えば中央大学の法学部は最上位レベルに位置することもあります。そのため、大学全体の偏差値だけで判断するのではなく、志望学部単位で比較することが重要です。
合格のために、いつから塾に通うべきですか?
理想は高校1〜2年生のうちに通い始めることですが、必須ではありません。重要なのは、自分の学習状況に応じて必要なタイミングで活用することです。基礎が固まっていない場合は早期からの通塾が有効ですが、独学で進められる場合は高3からでも間に合うケースがあります。ただし、MARCHレベルは競争が激しいため、遅くとも高3の春までには受験対策を本格化させるのが望ましいです。
入りやすい穴場の大学や学部はありますか?
同じMARCHでも、学部や方式によって難易度には差があります。一般的に理系学部や新設学部、地方キャンパスの学部は志願者が比較的少なく、倍率が落ち着く傾向があります。また、全学部統一入試や共通テスト利用入試など、方式によっても合格しやすさが変わることがあります。ただし、「穴場」とされる学部でも一定の学力は必要なため、基礎力の強化は欠かせません。
偏差値が届いていなくても逆転合格は可能ですか?
逆転合格は十分に可能です。特にMARCHは標準問題の完成度が重視されるため、基礎を徹底すれば短期間で得点力を伸ばすことができます。過去問演習を通じて出題傾向に慣れ、頻出分野を重点的に対策することで、効率よく点数を伸ばすことが重要です。ただし、基礎が不足している状態で応用問題に取り組んでも成果は出にくいため、段階的に学習を進める必要があります。
英検利用入試と一般入試、どっちで受けるのが正解ですか?
英検利用入試は、英語の資格を持っている場合に有利になる方式で、英語試験が免除または加点されるケースがあります。英語が得意で高スコアを取得している場合は大きな武器になります。一方、一般入試はすべての科目で勝負できるため、総合力に自信がある受験生に向いています。どちらか一方に絞るのではなく、併用して出願することで合格のチャンスを広げる戦略が有効です。
まとめ
MARCHは人気・実績ともに高い大学群であり、合格するためには計画的な学習と戦略的な受験対策が必要です。偏差値ランキングだけでなく、学部ごとの特徴や入試方式の違いを理解することで、自分に合った受験プランを立てやすくなります。基礎力をしっかり固めたうえで、自分に有利な入試方式を選び、複数のチャンスを活用することが合格への近道です。
