本来、人間は「勉強好き」
“diligent”
日本語に訳すと「勤勉な」「絶えず努力する」という意味である。そして、「勉強好きな」という意味もある。
学生時代、振り返って勉強が楽しくて仕方なかったと言う人は私の周囲には残念ながら少ない。
しかし、今、「勉強は楽しいよね」という人は多いし、私自身もその一人であると胸張って言いたい。
5年前から通い出した大学での講義もおよそ30年前に単位取得だけが目的で受講していた受け身の姿勢とは大違いで、当時の友人に今の自分を話したら、ただただ笑い転げて「信じられないよなあ」など言われるほどだ。
では、なぜ、当時はそうであり、今、単位取得しても給料も地位も変化が無いのに「楽しい」と思うのだろうか?
それは、その後の人生で勉強本来の楽しさを知った故にというのが大きな理由だが、それ以外に、人間の本能に近い本性に気づいたからである。
そう、人間の進化はその本能が遂げた結果であり、それは他の動物と大きく異なるのが”diligent”「勉強好きな」因子が築きあげた成果に他ならないと思うのである。
だから、エイドネットのシステムはその本能に気づいてもらうために作られたのだと思ってほしい。
今、勉強してみたいなあ。
この問題って、どうして、こうなるんだろう?
ここさえ、理解できれば、次に進めるのに・・・。
様々な気持ちがありながら、一方では、親から「はやく勉強しなさい」だの、「●●くんはもっとやっているわよ」だの、「そんな成績でどうするつもり?!」だのやる気を失せるストロークを繰り返し受けながらの今日に至っている人が殆どではないだろうか。
でも、ここに登録してくれている先生(チューター)は、私の知る限り、diligentな人たちである。
子どもたちが変わるのではなく、本来の子どもたちに気づかせてあげるだけだ。
それが指導者のスタンスでなければならない。
難しいことではない。
なぜなら、それは元々のあなたに戻してあげれば良いのである。
今、スタートして、塾をしている中では経験することが無かった社会人の人たちの入会が多いことも、私の励みになっている。
一度、塾を経験して、辞められない喜びは「先生、勉強って楽しいね」と言われる一言である。
そう言われる経験を私はエイドネットのチューターにも是非味わってもらいたいし、その一言を生徒さんにも自然に言ってもらいたい。