レディネス

心理学や教育学の分野で使われる基礎用語に”readiness”(レディネス)がある。

『新版現代学校教育大事典』には、「教育や学習による行動変容が効果的に行われるための発達的素地」と記載があり、通常、「学習が効果的に行われるための生徒の準備状態」と訳されよう。

昨夜、チューターが受講生のために今日のレッスンの進め方と指導する具体的内容を教育コーチにメッセージしていたログを読んだ。

エイドネットのレッスンは2種類あり、曜日や時間帯、教えるチューターが継続決定しているベーシックレッスンと必要な時にその時間状況でマッチした単発のオプションレッスンの2種類があるが、各々に特長がある。

気にいったチューターとのベーシックレッスンが成績を上げるためには、必須だと考えるが、その最も大きな理由は冒頭説明した「レディネス」を作りやすいからだ。

受講生の成績における現状、性格を理解したうえで「レディネス」を作らなければ、ベーシックレッスンの意味は薄れる。

その観点からすれば、昨夜、受講生にメッセージを発信していたチューターは素晴らしい。

もう少し、この具体的な且つ効果的な「レディネス」について触れてみる。

例えば、英語が得意ではない受講生に対して、次回のレッスンで説明する英文の中で「わからない単語を事前に調べてくる」ことを宿題としたとする。

学校でもよく出ている宿題で不思議ではないと思うだろうが、「レディネス」観点からすれば、×である。おそらく、この受講生にとっては一つの拷問に過ぎないし、結果も出ないだろう。

それであれば、次回、説明する中でも特に重要な単語であったり、重要な内容を含む単語のみにしぼって、ここだけをしっかりと調べてノートに書いてくることを宿題としよう。

こうすれば、受講生にとっては、キーワードが頭に残りやすいし、意識の集中もとれる。

これは「レディネス」の異なる一斉授業では作りにくい。

個々に対応するエイドネットだからこそ、作れるのだ。

「レディネス」は上記のような簡単なことだけではなく、授業計画、その立案した予想、そこから生まれる新たな課題など奥が深いが、その点はまた触れることにしよう。

とにかく、「教える」ことに準備がないことはご法度だ。

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