命の大切さ

昨日、私の塾で生徒の一人と話していると(私は、現在、塾で直接、指導することもないので、直接の指導者ではないが)、「先生、私、今日、一瞬だけど、死にたい、と思ったの」と唐突だったが、私にとっては驚愕の言葉を耳にすることになった。

「もちろん、本気じゃないよ。でも、好きな人から、傷つけられることを言われたから」と。

私は、「そうなんだ。みんな、そんな気持ちになることもあると思うよ。でも、一番の癒しのためのギフトを人はもらっているからね。それは、時間だよ。どんな辛いことも、いつも時間がたてば、忘れることはなくても、その辛さがなくなるからね。その時間を待とうね」と。

そして、少し時間を置いて、「もう1点、絶対に死んだらだめだよ。それは、とても悲しいと思う人が絶対にいるから。お母さんが亡くなったら悲しいでしょ。それと同じ気持ちを持つ人を作ってはいけない。それが命をもらった人の掟だから。先生は、あなたが死んだら悲しすぎるよ」と話した。

彼女は真剣な顔で聞き、その後、笑ってくれた。

彼女が本気で自ら命を絶つ気持ちなどあるはずもなかったのが真実だろうが、だれもが取り返しのつかない魔が差す時を持つ危険性もある。

オンライン家庭教師はリアルに顔を合わせていないが故に、逆にリアルよりも、ふとシグナルを出したい気持ちになる受講生を前にすることもあるだろう。

学校では真剣に命の尊さを指導する時間を持ち、向き合っていると聞くが、それでも自らの命を絶つ子どもがいることも忘れてはならない。

「命を大切に」キャンペーンをはるだけでは効果はないだろう。

真剣に、その子を想って話をしてあげる時間が必要なことを知っていてほしいし、そのお役目は大きい。

私は、命の尊さの伝え方がよくわかっているわけではないが、辛さは時間が解決すること、そして、命を失うと悲しむ人がいることを伝えてほしい。孤立感・孤独感に満ちている人にも言えるのは、少なくとも「私は悲しすぎる」と本音を話してほしい。

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