読書習慣とふりかえり
世の中で出版されている本に悪書など存在しないと思っている。たとえ、相容れない書物内の主張であっても、全体の中では今の自分にとっては有難い一文さえある。
一期一会などという言葉は人に対しての言葉であるが、私は書物に対しても活かせる言葉だと感じている。
ただ、速読だと自慢していたのは昔のことで、私自身、今では老眼が入った目ではとても読書がしんどいのは、本当のところで恥ずかしいが、それでも、指導者になる者にとって、読書だけは怠ってはならぬものと肝に銘じ意識している。
さらに読書の有効化のため、実践のお願いがある。
それは、気になった箇所にラインを引くこと、そして、可能な限り読書ノートを記載することである。
読書ノートとは仰々しいものではなく、だれかに書く書簡のように書き留めるだけのことである。
文系だろうが、理系だろうが、それを問わず、言葉に書き留めることで頭の中が整理されていくので、絶対に薦めたい。
まずは気に入った一文を書き写すことから始めても絶対に効果がある。
今日は、そんな話をA-cafeに来ていた京大生と話していた。彼も同感し、まさに日記を日々ブログとして書いていることを聞いた。頭に入る情報は忙しい人も暇な人も同じ24時間分ある。
だが、これをまとめて書きあげることで、整理されていく。
そうすると、どこが今日のポイントか自分自身で理解できる。
これこそが実はプレゼン力となる。
エイドネットのチューター全員にプレゼン力をつけてほしい。
レッスンはある種のプレゼンであると思うからである。
そう願っている。