偏差値55のレベルは高くもなく低くもない|大学に行くなら上を目指そう!

偏差値というのは、目指す大学を選定する際にとても重要な指標です。ただ、偏差値というのは具体的にどれくらいの数値を目指せばいいのかわからないという方も多いでしょう。ここでは、偏差値55がどれくらいのレベルなのか、偏差値55の大学や学部、そして偏差値60を目指すためのポイントをご紹介します。

偏差値55とはどのくらいのレベルなのか

偏差値55とはどのくらいのレベルなのか

偏差値55付近にいるという方は少なくないでしょう。実際に、偏差値55というのは全体のどのレベルに達しているのでしょうか?ここでは、偏差値55のレベルについて、大学・学部を交えて、詳しく解説していきます。

偏差値55は高いとは言えない

偏差値55というのは、決して低くはありませんが高いとも言えない数値です。ただし、偏差値55の学力になってくると、知名度の高い大学等も多く存在しています。偏差値の割合から言うと、偏差値55というのはおよそ全体の30%程度。つまり、受験生3人に1人は偏差値55となるのです。このように説明すると、多くはないけれども決して珍しくはないということがわかるでしょう。

なお、偏差値50となると、全体の50%であり、2人に1人の割合となります。そして、逆に偏差値60になると全体の16%程度であり、6人に1人の割合となるのです。偏差値が5違うだけでかなり変わってきますね。

偏差値55の大学と学部を紹介

偏差値55の大学と学部を紹介

実際に、偏差値55の学力ラインには、どのような大学や学部があるのか、国公立・私立別、そして文系・理系別でご紹介していきます。

国公立大学(文系)

<国公立大学文系・偏差値55の大学・学部>
・秋田大(教育文化)
・山形大(地域教育文化)
・茨城大(教育)
・宇都宮大(教育)
・群馬大(社会情報・教育)
・上越教育大(学校教育)
・富山大(人間発達科)
・鳥取大(地域)
・山口大(経済・教育)
・愛媛大(法文・社会共創)
・高知大(教育)
・佐賀大(教育)
・長崎大(経済・環境科-環境科)
・大分大(経済・福祉健康科)
・鹿児島大(教育)
・静岡文化芸術大(デザイン)
・静岡県立大(経営情報)
・尾道市立大(芸術文化)
・山口県立大(国際文化)
・高知県立大(文化)1

偏差値55の文系国公立大学としては、地方大学の教育学部や地域・経済学部が該当するケースが多いようです。ただし、長崎大学や高知大学などの地方有名国立大学などの名前も見受けられます。教育学部を目標にしており、地方国公立大学志望であれば、偏差値55レベルの場合はさまざまな大学の中から選ぶことができるでしょう。

それでも、全体的な傾向としては有名大学と言われる大学は多くありません。有名大学などへの進学や都市部に近い文系国公立大学を目指したい場合は、偏差値55を脱却して、より高い偏差値の大学を目標とする必要があります。

国公立大学(理系)

<国公立大学理系・偏差値55の大学・学部>

・宇都宮大(工)
・富山大(工・都市デザイン)
・福井大(工)
・山梨大(生命環境)
・和歌山大(システム工)
・島根大(生物資源科)
・高知大(理工・農林海洋科)
・大分大(医-看護)
・鹿児島大(理・農・水産)
・青森県立保健大(健康科)
・秋田県立大(生物資源科)
・山形県立米沢栄養大(健康栄養)
・新潟県立看護大(看護)
・石川県立大(生物資源環境)
・公立小松大(保健医療)
・滋賀県立大(環境科)
・岡山県立大(デザイン)
・高知県立大(看護)
・宮崎県立看護大(看護)2

偏差値55の場合、国公立大学理系では、国公立大学文系と同様に地方大学の比率が非常に高くなっています。また、医療系であっても医師を目指す学部は、偏差値55のレベルでは選択肢がありません。ただし、医療系の中でも、看護学部や看護科であればいくつかの大学から選ぶことが可能です。

理系の中でも、国公立大学の医学部への進学を目標としているのであれば、さらに高い偏差値の大学を目標とする必要があります。逆に工学部や、農学関係の中でも生物資源に関する学部や学科であれば、偏差値55のレベルでも複数の地方大学から選ぶことができるでしょう。

私立大学(文系)

<私立大学文系・偏差値55の大学・学部>

・北海学園大(人文)
・北海学園大(経営)
・東北学院大(法)
・東北学院大(経営)
・東北芸術工科大(芸術)
・茨城キリスト教大(経営)
・共愛学園前橋国際大(国際社会)
・跡見学園女子大(心理)
・文教大(経営)
・桜美林大(グローバル・コミュニケーション)
・大妻女子大(比較文化・社会情報・人間関係)
・大正大(地域創生・心理社会)
・大東文化大(経営)
・拓殖大(政経・国際)
・東海大(政治経済・教養-国際)
・東京経済大(キャリアデザインプログラム)
・東洋大(総合情報-総合情報・ライフデザイン-人間環境デザイン)
・東京都市大(都市生活・人間科・メディア情報-社会メディア)
・神奈川大(経済)
・関東学院大(教育)
・愛知学院大(商)
・金城学院大(国際情報)
・椙山女学園大(文化情報・人間関係)
・京都橘大(現代ビジネス・国際英語)
・佛教大(社会)
・京都美術工芸大(工芸)
・大阪経済大(情報社会)
・神戸学院大(グローバル・コミュニケーション)
・神戸女子大(健康福祉)
・関西福祉大(教育)
・就実大(教育)
・広島修道大(国際コミュニティ)
・安田女子大(現代ビジネス)
・西南学院大(神)
・福岡大(スポーツ科)3

私立大学の文系となると、偏差値55であっても、選択肢となる大学数がかなり多くなります。また、文系国公立大と比較しても、都市部に該当する地域の大学数も多くなってくるので、都市部に住んでいる受験生としては、視野に入ってくるという方も多いのではないでしょうか。

また、文系国公立大学では、教育学部や地域・経済学部の割合が多かったものの、文系私立大学となるとそれらの学部に加えて、少数ながらも法学部や心理学部、そして芸術学部やスポーツ科などが、少ないながらも対象となっているので、選択肢が多くなるという魅力があります。

私立大学(理系)

<私立大学理系・偏差値55の大学・学部>

・北海道科学大(保健医療)
・国際医療福祉大(成田保健医療)
・日本保健医療大(保健医療)
・千葉工業大(情報科)
・東海大(生物)
・東京工科大(工)
・東京理科大(理二)
・東洋大(情報連携-情報連携)
・日本大(松戸歯)
・東京都市大(環境)
・神奈川大(理)
・愛知学院大(歯)
・愛知工業大(情報科・工)
・豊橋創造大(保健医療)
・京都産業大(理)
・龍谷大(理工)
・大阪保健医療大(保健医療)
・甲南大(知能情報)
・武庫川女子大(薬)
・神戸常盤大(保健科)
・奈良学園大(保健医療)
・熊本保健科学大(保健科)4

私立大学理系の場合、私立大学文系に比べると偏差値55に該当する大学の数は減ってしまいます。ただ、関東都心部や京阪神地区などの都市部に近い大学の数は多いので、目標とする大学として視野に入れる方も多いでしょう。

また、数は少ないですが、日本大(松戸歯)、愛知学院大(歯)など、医師の道を目指せる大学もあるので、偏差値55でも医師を目指したいのであれば、これらの大学が候補となります。その他にも、東海大(生物)や武庫川女子大(薬)など、国公立理系大学では目指すことができなかった、生物学や薬学を学べる大学も視野に入れることも可能です。

点数を上げて偏差値55から脱出しよう

点数を上げて偏差値55から脱出しよう

前述のように、偏差値55であっても国公立大学・私立大学、そして文系・理系を問わず選択肢はかなりあります。しかし、学力を向上させて偏差値を上げることで、さらに選択肢を増やすことができるでしょう。ここでは、偏差値55を脱出する方法について、ご紹介します。

どのくらい点数を上げれば偏差値が上がるのか

偏差値というのは絶対評価ではなく、相対評価となります。該当する試験を受けた人たちの中での分布を示しているものなので、受験者数や受験者のレベルによって偏差値が大きく変わるのです。たとえば、試験を受ける人の学力レベルが違うと、同じ試験であっても全く異なる偏差値になります。

難関大学を目指す人たちを対象とした模試、一般的な私立大学を目指す人たちを対象とした模試では、偏差値50となる試験の点数が異なってきます。また、試験ごとに偏差値が変わるので、1回目と2回目の試験の点数が同じであったとしても、偏差値が変わってしまいます。そのため、「学力向上によってどれくらい試験の点数が向上すれば、偏差値も向上するのか」という具体的な数値を指し示すことができません。しっかりと勉強をして基礎学力の向上を目指していくようにしましょう。

偏差値60になるには

偏差値60を目指すのであれば、全体科目の基礎学力を向上させることが必要です。苦手な分野は、ついつい勉強がおろそかになってしまいます。ただ、苦手な分野の中でも基礎的な問題は存在しているのです。少し基礎力をつけるだけで確実に得点できる問題を取りこぼしてしまうと、偏差値を今より向上させるのは難しいでしょう。

誰もが正解できる基礎問題を取りこぼさないようにすることで、偏差値を下げるのを防ぐことができます。苦手な科目であっても、基礎程度であれば得意科目の応用力を身につけるよりも、そのハードルは低くなります。確実に得点できる基礎学力範囲を徐々に広げていくことで、得意分野でのアドバンテージが生きてくるので、偏差値を上げていくことができるでしょう。

まとめ

偏差値55は、受験生の30%程度なので決して低い数値ではありませんが、高いとも言えません。有名大学もありますが、どうしても選択肢が限られてしまいます。より多くの大学の中から選びたいなら、偏差値60は目指したいところです。基礎学力向上により、苦手分野を減らすことで、偏差値60の道は見えてくることでしょう。

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