子どもが不登校になってしまったら?(7)不登校児の選択

ご自身のお子様や知人のお子様が「最近、学校に行くのを嫌がる・・・」「なんとなく心配」という状況になってしまった場合に、保護者となるご両親はきっと「どうしたらいいのか?」と悩まれると思います。

このコラムでは、少しでも皆さんの心配が和らぐことを期待して連載していきますのでご自身やお子様の状況に合う内容だけをうまくピックアップして活用していただければと思います。

少しでも、お子様だけでなく保護者となる皆様も気が楽になればと考えています。

もし、今この記事を読んでいるのが「学校に行きたくない」と思っているご本人だった場合には気楽に、「こんな時代なんだな」「こんな方法があるんだな」と知ってもらえればと思います。悩んでいるのは、実は君だけではなく全国に大勢います。そして、その大勢の為に社会は手を差し伸べれればと考えています。誰でもいいです。誰かあなたが信頼できる人に思いを伝えてください。

不登校児の選択

学校へ行かないという選択の次にすること

現在、学校内でも不登校児に対するサポートは手厚くなってきました。

詳細は下記のコラムを参照
子どもが不登校になってしまったら?(4)不登校児と学校

しかし、それでも学校へは行かない・行けないという状況は多くあり次の選択が

★自宅に留まる

となってしまう事が多いです。
しかし、一度、家に入ってしまった子ども達が再度外に出るという選択をするのは本当に勇気がいることです。
では、学校へ行かない・行けないの選択の次はどのようなものがあるのでしょうか?

公立の施設
・教育支援センター(適応指導教室・相談学級)
・児童相談所(教育相談所)
私立の施設
・フリースクール
・塾や家庭教師
・習い事(クラブチームやサークル)
・地域コミュニティ

上記の他にも各自治体や地域で様々な取り組みが行われており、NPO団体なども含めて子どもに対してのみではなく、保護者に対しても活動をしています。

AIDnet cafe(弊社の取り組み):https://www.facebook.com/aidnetcafe/

学校以外の選択

もう少し学校以外の取り組みについて詳しくご紹介をしていきます。

これらの団体は

少し学校を休みがちとなった段階で、学校外の施設や社会、グループとの関わりがあるとそちらに変わるという選択ができます。

外との関わりを断ってしまうことが一番次のステップへのハードルとなってしまう可能性が高いです。
学校 → どこでもいいから気に入った居場所 → 自宅
というように移行ができる準備をしていくことも可能性として捉えてください。

逆に、一度自宅に入ってしまった子どもにとって学校への復帰はハードルが高いです。
逆の順番に
自宅 → どこでもいいから気に入った居場所 → 学校
というステップはストレスの軽減にもなります。

また、学校=元の場所に戻るではありません。全く別の学校を選択することも可能です。


公立の機関

〇教育支援センター(適応指導教室・相談学級)
〇児童相談所(教育相談所)

まずは、公立と私立がある中で公立の機関を頼ると学校との連携がスムーズになることが多いです。
不登校児における次の手を考えるときに、学校との連携は非常に重要になってきます。

詳細は下記のコラムを参照
子どもが不登校になってしまったら?(4)不登校児と学校

お住まいの自治体や、通っている学校に相談することで紹介を受けることもできますので、相談をしてみることをお勧めします。


私立の機関

〇フリースクール
〇塾や家庭教師
〇習い事(クラブチームやサークル)
〇地域コミュニティー

上記のうち、フリースクールや塾・家庭教師は最近では学校と連携をとって出席に該当するような機関も増えてきています。

もし、既に現在どこかに所属をしている場合にはそのコミュニティーから抜けないというのは非常に重要になってきます。

学校には行きたがらないのに、習い事には行くというような子どもは結構います。保護者としては学校に行けていない環境から、お友達や周りの目を気にして習い事も休ませるという事をしてしまいがちです。

しかし、学校に行かない・行けない理由と外に出れない理由は全くの別であり習い事に行けるのであれば積極的にそことの繋がりは保ち続けることが子どもの「ひきこもり」化を防ぎます。

外との繋がりを大切にできる環境が後々の選択に活きてくると知っておいていただければと思います。

まとめ

今回は、学校以外の選択に触れました。
今回紹介しているのは子どもが直接的に関わる機関が中心となっていますが、情報を集めるためにも、親も可能な限り積極的に外に出ることをお勧めします。
同じ境遇の先輩お父さん・お母さんに出会う機会も多くなり、様々な選択があることに気が付くと思います。

「自分だけで」「家族だけで」苦しむ問題ではありません。多くの機関があなたに手を差し伸べていますのでその手を取る勇気を持っていただければ幸いです。

エイドネットスタッフ一同

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