外発的報酬と内発的報酬

大変興味深いニュースを読んだ。

京都市動物園の雄のニシゴリラ、ゲンタロウ(2歳)が今春から数字の猛勉強に励み、大きな成果を上げているそうだ。パネル上の数字を順番にタッチすると、リンゴがもらえる訓練を重ね、1から5までの数字を順番に認識できるようになった、とのこと。(京都市動物園なので一度見に行くこととしよう)

さすがに霊長類の賢さは哺乳類でも秀でたものがある。

だが、ここまでの経過状況も報告されていたが、間違いが続くと、非常にやる気がなくなり、停滞するそうだ。

昨日、成績が芳しくない、或いは苦手な教科ほど、復習より予習に力を置いた方がベターと書いたが、復習であろうが予習であろうが、叱られっぱなしだとモチベーションが下がるのは大人も同様で、やはり、称賛が必要になる。

心理学ではご褒美と呼ばれる物だけではなく、人からの称賛や受容、配慮なども報酬として扱い、特にこれらを総称して外発的報酬と呼ぶが、この外発的報酬が元になって、達成感や自信、成長した感覚、自己肯定感等が生まれ、これらを総称した内発的報酬が誕生する。

私は学習は内発的報酬を得る喜びが元となり、進んでいくものと解釈しているが、これがチューターや教育コーチを含む先生と呼ばれる指導者が鍵を握っていると断言したい。

だから、まずは、外発的報酬を与える称賛を大切にしなければならないが、そのためには、事前に環境調整を実施し、その子どもの現況も把握する必要がある。

ここについては明日、触れたい。

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